山町サコッシュ禅(仮)のコンセプト
山町サコッシュ -禅- のコンセプトは山町サコッシュの気になっていた部分のUpdate。
特に熱心なユーザー様からお声かけ頂き、意見交換しながら形を見出しましたが、完成形とは本当に難しいと思いました。
山町サコッシュ禅について
-禅-(仮)として今回リリース予定なのは、様々な角度からの「実体験」という事実-真実を元に具現化したい意味の表れで今回名打ちました。サコッシュひとつで、、、と思われるかもしれませんが、個人メーカーとして初めてミシンを踏んで形にするので、内心ドキドキで作成しております。
そして各カラー事にも色々と名打ってみましたので、今後リリース時に楽しみしてもらえればと思います。
サコッシュのコンセプトについて
この手のショルダーバッグをしょった時の「位置」が千差万別なんだなとツクヅク思いました。
当方のように胸の位置まで引き上げて体に密着させて使う人もいれば、腰位まで落として使われる方、三点留めで常に使われる方など様々。
メイン生地の見直し
X-PACの特長はやはりX格子の独特の模様、その模様に魅了されて採用されたメーカーさんの話も聞いたくらいです。 Xの配線が表面に浮き出ているのも特長ですが、これが最初は摩擦になって滑り止めになるかないいかなくらいで考えておりました。特に摩擦に強いその特性を生かして特に深くは考えては無かったのですが、意外とX部の格子が表面から出てしまっていることもあり、特に接地面では摩擦に弱いのかなと思うようになりました。
いつも同じジャケットなどで長時間激しく動く山行では互いの生地表面が劣化もしてきますし。
何とかこの部分は改善したいなという思いで、サブ生地として使っていたダイニーマとSpectraを今回メインに使うことにしました。
こっちの生地の方が表面の凹凸も少なく、双方(バッグ-衣服>の生地に全体にかける不可はX-PACより少ない?と思います。
ダイニーマ/Spectraの裏側は共にPUコートされており、防水加工が施されております。一般のPUコート品とは異なり当方調達ルート品は試験されている数値を見ると、10,000㎡≧以上(JIS 1092 A法)で、「大雨」に耐えられる特殊コーティングにより十分な耐水圧の数値です。 実際には余裕が出てきてからMOUNTDOORも独自試験なんてものを行いたいと思いますが、現在はサンプルを作る度、自宅のシャワーに10分あてたりして様子をみる、、、そんな事でしか室内実験は出来ておらず、後は屋外での雨での使用、また今まで購入頂いたユーザーさんのお声を受けて参考にしております。 今回のダイニーマ系のこの生地では初のサンプルテストをユーザーさんにお願いしようと思いますので、色んなフィードバックを得られ、吟味して形にしたいと考えております。 その受け入れ体制として形はすごくシンプルにしておりますので、ブラッシュアップが個人的には楽しみです。
すれ
ジッパーのプルタブですが、、、 ここにはパイロンテープを使ってます。 硬くて張りがあって、目も粗いので指でに握った時にも滑り止めになりやすく、またループ径を大きくしているので、キーホルダーなどつけやすい形にしております。
ですがユーザーさんや当方自身も少し気になった部分ですが、特にこの手のバッグを胸の高さまで上げられるとわかるのですが、このパイロンテープが歩行時などに当たるので、気になる方もいらっしゃると思います。これはテープ自体が柔らかくなった方がいいのか、、、はたまたない方がいいのか、、、それともテープ自体を内側に付けられないか現在検討中です。 少しでもストレスに感じるもの、無駄な部分は外していこうかなと思います。それによって最適なコストで多くの方にご提案出来そうです。
インナーポケット
従来のサコッシュは後ろと中にそれぞれ4つのポケットをつけておりました。只、後ろポケットは意外と個人的にも使いづらく、基本的には内ポケットのみの仕様が主でした。今回内ポケットをどうするかの課題もありますが、このポケットはつけたいかと。
ファスナー開口部裏に小型のポケットを一つ。
小さな鍵や小銭、車のカギなど貴重品なんかをしまっておける小さなポケットです。
shoulderループにカラビナをつけて鍵をプラプラさせるのもいいのですが少し不安。でもバッグにしまって、「鍵、鍵、、、」と探すことも多々あると思います。なので貴重品をしまえて一番アクセスのいい場所に小さなポケットは設けようと考えております。只サンプルでX-PACを付けたのですが分厚過ぎたので、DCF:キューベンファイバーを今回ポケットに使ってみようと考えております。
小さいことですが、必要最低限だけど最高な一品目指してもう少しMOUNTDOORなりにスペックを詰めようと思います。
一段落ついた段階で一部ユーザーさんへテストのご依頼を行いたいと考えております。