山町ハーフパンツの進捗

進捗

少しずつ経過報告している山町ハーフパンツプロジェクトですが、ほぼ大詰めのところまで来ております。

現在グレーディング(各サイズ分け)も終わり、最終試作品を現在進めております。その試作品は各パートナーショップ様で今後受注会兼ポップアップとして普段見れないプロダクトからハーフパンツの試着受注会を計画しておりますのでご期待ください。

都内でもレンタルスペースを借りて1コマ〜分、完全予約制でちょっとした展示会形式で行いたいと思っております※コロナ渦中という事も有り、完全換気、1コマ30ー45分: 2名様まで予約制としてやろうと企画しております。。。

そして現在進展中のハーフパンツですが、あまり山にも行けずですが、ガシガシと加速試験をおこなっております。日々履いております、ロードランや低山トレイルでも履いております。

素材

2つの本体素材: スタナータッサー(山町キャップと同じ素材)と、タスランウェザーナイロン(薄手)の2種類で試作しております。

スタナーは洗いシワ風のナイロンでコットンライクなナイロン100%、タスランもコットンライクですがより薄手でしなやかなナイロンです。

テスト

両パンツとも約100km程歩いたり走ったりしておりましてその中間報告としてはどちらも問題なし。

左: スタナー / 右: タスラン

 

タスランを履いてちょうどハーフ21kmを走って100km程度使用した状態はこちら。

特に股擦れが一番パンツでは目立つ部分ですが、ピリング系もなく良好です。

 

こちらはスタナータッサー。

股擦れで毛玉がやや確認取れます。

生地が少し厚手ですが、やはり目が粗いから?でしょうか。

ただ、毛玉自体は繊維先端が絡まって出来たもので、自然に落ちるものや毛玉だけ取って貰えば普通に使用可能です。でもあまり見栄えは良くないですよね、、、。

スタナーはこのように毛玉になるんだなと今回試作品を通して非常に大きな資産となりました。強度的には申し分ないのですが、これは一つ課題となりそうです。

タスランは意外とびっくりで、実は生地も薄い分、股下なんかは早めに磨耗するのかな?と思ってましたが、今のところ毛玉にはなっておりませんのでその点はクリア。ただ、引っかかりなどは当然生地が薄い分弱いのでその点は致し方なし。あと、スタナーよりもやはり生地が薄い分、通気性もありますし、生地も柔らかいのでナチュラルな伸びも少し感じます。

またこの蒸し暑い夏にも関わるず、走っててもベタつきも感じにくいですし、抜けも良いのでこれは使える幅が相当広いと思います。所感ですが、生地が肌に当たった感じは僕の大好きなパタゴニアのストライダープロショーツくらいです。実際肌に当たる部分って膝上からアンダーウェアの丈くらいまでなので男性でしたらボクサー型を履いていると10cmくらい、ブリーフ型で20cmくらいになるかな?そうなると肌に当たる面が増えるので肌あたりはタスランがいいです。

まとめ

スタナーは生地が少し厚いので、低地ではそれなりに蒸れます。某クライミングパンツメーカーのパンツも大好きなのですが、それのストレッチ混ぐらいの蒸れ感はあります。

やはり生地の強度、これは非常に高いものを感じますし、ナイロンといえど透湿性はありますし、耐風性もあります。安心な生地強度ですが、摩擦係数が高いので、汗ばむと足上げで肌に当たって突っ張りを感じたりします。これは特に夏場、高湿度の場所ではデメリットです。生地もナイロン100%なのでストレッチもありませんが、それを除けば非常にいい生地です。

あとは生地の色がアースカラーが多いのも魅力の一つ。

 

なんとも悩ましいところですが、1stリリースはどちらかの生地に絞りたいと思いますので、ぜひ楽しみにお待ち下さい。