細かいものをいれる「こものいれ」という名のポーチ
作業台の収納が上手な方は机の上がきれいで整理整頓されております。僕の作業台はカッターやマジックなどあちこちに。ブランドを立ち上げて丸4年目をもうすぐで迎えて色々なものを作る、作れる環境になりましたがちょっとラインナップが増えてきて型紙や材料やとどんどん部屋も手狭に。。。
またオリジナルのトップスにボトムスやイラストのプリントものウェアも展開させて頂いておりまして6畳プラスアルファでは限界を迎えつつ、子供も大きくなると部屋も必要だし。。。今小屋を建てるか事務所を借りるかなどなど色々と検討しております。
そんな煩雑なところにいると頭もごちゃごちゃするので気分転換に過去のイベント用のポーチを作っていたのを引っ張り出してきて箸休め。。。
という事でタイトルに戻って参りますがまず初めに。。。
小物入れを作ってみて
こんな小物入れを数年前からコーデュラ生地で作っており普段持ち歩いたり山でもたまに使ったりしております。今は日常使いが多いのでペンケースとして使っています。
そこにマチを設けたシンプルなデザインですが縫製がやや難儀であんまりたくさん作りたくないなあというのが作ってみた本音です。ファスナーを最後に叩くのが面倒なつくりなので、、、(わかる人にはわかるはず)
ただ製作者にありがちなのがサンプルたくさん作るあるある。
一個では納得できず自分で使うものでも何個も作ってしまう衝動に駆られてしまい結果このカラーであちらこちらに散乱しておりましてどこに何を入れたかまたわからなくなってしまいました。
そこで、、、
DCFのシースルーで中身が見えやすく
サンプルを作ってみて
サンプルをDCF(ダイニーマコンポジットファブリック)の1.43oz相当で作ってみるとなんと想像通りの見えやすさ。これで中に何が入っているか管理がしやすくなります。人によっては見えたくないものもあるのでここは好き嫌いがわかれるところではありますがこの半透過を活かす使い方には最適です。
サンプルの精度を上げてみて
販売用を見越して型紙一枚をおこして作成したのがこちら。
うっすらと見えるくらいで(某渋谷区のあれににております)完全に透けて見えるわけではないので知らない人が見えても完全に何が入っているかわからず入れた当人の記憶を呼び起こす程度のシルエットであれば十分かなと。
ただDCF(ダイニーマコンポジットファブリック)はしわが入りやすいのでなるべく製造時に皺が入りにくいように一つ切り替えしを入れました。
名もなきポーチ
というわけで何度かサイズ調整もして巾21cmくらい(ファスナー間口は17.5cmくらい)、高さ10cm程度、マチ6cm程度の仕上がりで落ち着きました。ペンケースにすると幅が長すぎてしまいペン以外のものが中で動いてしまいますので山でもっていく日焼け止め汗拭き、ティッシュなどが出し入れしやすいサイズに仕上げてみました。そしてペンも入る長さ。
切り替えし面のお話ですが、、、
片側のボトム側に持ってきております。縫製部はボトムから約10mm程度のところにあるので濡れたところにボトムを置いても浸水は少なく、、、
まあまあ問題ない範疇かと思います。10mm以上の水深のところボトムを置くことはないかと思いますがそのようなところに置くことがあれば時間と共に徐々に縫製部から浸水が緩やかにはじまると思いますが個人的には十二分なスペックだと思います。
ボトム
もう片側は縫製がありません。
底の切り替えしを無くせば防水性としては高まりますが縫製時にクシャクシャになってしまい、このDCFではちょっと販売時の見栄えがどうかなと難しいと判断。
ポーチとして初めて手に取った時の見栄えを重視しました。
完成
2023年、この記事リリース以降にどこかのタイミングでリリースしようかと考えておりますので是非今回の記事を見て、「あ、いいなあ」と思ったら是非楽しみにおまち頂ければ幸いです。
スタッフサックを作成する時にちょうどいい感じであまる生地で作成できるので、少量生産ですがすこーしどこかのタイミングでWeb販売やお取扱い店様でも販売のチャンスがあれば店頭で見て頂ける機会が増えると思いますので是非楽しみにお待ちいただければ幸いです。
名前は、、、現段階でまだきまってません。。。