Octaって何?帝人フロンティア社の素材について色々と綴ってみました
まず初めに
MOUNTDOORでは様々な機能性素材を選んで年に数回ですがウェアを作っております。アウトドアと普段着両立して使い易い機能性ウェアを手掛けているのでバリバリのスポーツウェアメーカーさんのような人間工学に基づいたパフォーマンス重視のウェアではなく、どちらかというともうちょっと緩い、、、生活に密接したアウトドアと日常を繋ぐウェアを提案しております。
今回は以下についてまとめております。
- Octaについて
- 帝人フロンティアって?
- MOUNTDOORの製品
- まとめ
Octa®について
Octa(オクタ)って読んで字のごとく8本のたこ足のように放射状に突起が出た繊維の断面構造をした「帝人フロンティア」さんが作った「異型中空断面糸の軽量繊維」=Octa®
※Octa生地スワッチより
※Octa生地スワッチより
Octa自体はかなり前から開発されていた繊維ではあるものの、そのまま衣料に使えるものではなかったそうで開発を10年以上重ねようやく今市場に出ているようなフリースの起毛のような柔らかな素材へとアップデートされているそうです。
帝人フロンティアって?
帝人フロンティア社は帝人商事と日商岩井アパレル株式会社が合併し、NI帝人商事株式会社へ、その後 NI帝人商事と帝人ファイバー株式会社のアパレル事業が統合して帝人フロンティア株式会社となった、帝人社の衣料・産業資材用途の原材料・製品の開発・製造・販売事業会社。
その帝人フロンティアからはアウトドア分野へ「Octa」や「SOLOTEX」、「ECOPET」がリリースされてアパレルメーカーさんが採用し製品として市場へと広がっております。
MOUNTDOORではSOLOTEX、Octaを使用した生地を使用しております。
MOUNTDOORの製品
では帝人フロンティア社の各素材を使ったMOUNTDOOR製品について。詳細は各製品商品ページに記載しておりますので是非機能性をご確認ください。
・SOLOTEXは。。。
1:YM Comfy Short Sleeve Shirts
「首回りにストレスのない動き易くて快適なシャツ」
夏はめんどくさいので「Tシャツ」だけで過ごすことが多いのですが、それは、、、
- 暑いのに更に一枚上から着るのがいやだ
- 首回りが暑っ苦しいし首回りが合わないから着ない
- 窮屈
などストレスに感じる事が多いからかなと個人的に思います。僕も実際そうで去年の夏に半袖シャツを着たのは両手で数えるくらいかな?と思います。僅からながら着用したのは量販店のオープンカラーのシャツで速乾性がありストレッチ機能が有ったのでそれを着用してました。このシャツはいいなあと思ってクローゼットに眠ってるシャツを出して(断捨離含む)を改めて精査すると、「いつか着るだろう」、「店で試着して一回しか来てない」というシャツが全て。
結果量販店で買ったシャツを羽織ってましたが毎日Solotex混のギンガムチェック生地を使ったComfy short patnsを履いてるのでセットアップで着用したいなあと思うようになってきて昨年からちょっとずつ絵にかいて出来上がったのが今回のComfy Short Sleeve Shirtsになります。
「登山」でも「トレイルランニング」でも「ランニング」でも「町」でも履き続けられてバッグ代わりになるパンツを2020年に設計し、2021年にリリース。新たなステージに向けて変化を遂げて2022年には6ポケットと腰テープに変更して生地も変わりアップデートしました。
その万能型のYM Short pantsよりも更にストレスフリーに何か良い生地は無いかと2022年にはYM Short Pants airy(エアリー)が誕生しました。そして2022年100マイルのトレイルランニングレースを見事にサポートしました。
そして今期名称新たに2年ぶりにSolotex混のギンガムチェック生地を使った「Comfy」としてリリースします。
・Octaは。。。
「止まって温かく、動くと涼しいカットソー」
2年前にリリースしたブロックフリースのYM Long Sleeveは冬の普段着にもそしてそのままハイクやランにも使える温かくて抜けの良い便利なトップスを目指しました。
冬の屋内作業中はスウェットや大好きなアイスブレーカーさんのメリノウール混合のスウェットシャツを屋内で着ることが多かったのですが、ブロックフリースでちょうどいいかなと思い22年はブロックフリースをリリースしました。
作業の合間に日中ちょっと走ったり、そのまま近くの山へ行こうかなと思うと一旦着替えなければならないことが多いのですが低山だと一枚で秋冬は十分なくらいですが、暖冬になるにつれもう少し薄くてもいいかな?と思うようになりました。
インナーと厚手のカットソーの中間を狙えるそんなカットソーを作りたい、、、そんな思いで今回の企画にぴったりな帝人フロンティア社のOctaを採用しました。
まとめ
帝人フロンティア社は日々市場の声を拾い、研究開発チームが市場の声を繊維に、そして生地に変えて試作を行い、大手メーカーさんと共に生地が製品化されて、市場へとリリースされております。その一つであるOctaを採用したYM Long Sleeve Octaもそうですが、今後の新製品にもどんどんと採用していきたいです。